
ころはのうつわ講座
うつわを選ぶときに、「作家のうつわ」と「民藝のうつわ」という言葉を目にすることがあるかと思います。
どちらも手仕事から生まれたうつわですが、作られ方や考え方、その魅力には少しずつ違いがあります。
「何が違うのだろう」「自分にはどちらが合っているのだろう」と迷われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最近では、民藝ブームや手仕事への関心の高まりから、「民藝とは?」「民藝のうつわってどんな器?」と興味を持たれる方も増えています。
当店でも、作家のうつわに惹かれる方、民藝の素朴な美しさに心を寄せる方、そのどちらにも魅力を感じて選ばれる方がいらっしゃいます。
そこでこのページでは、作家のうつわと民藝のうつわの違いを整理しながら、それぞれの良さや、暮らしの中での取り入れ方について、わかりやすくご紹介します。
作家のうつわと民藝のうつわの違いは、誰が、どのような考え方で作っているかにあります。
※このページでは、「民藝のうつわ」とは、民藝の考え方に通じる、日常使いの中で育まれてきた手仕事のうつわを指しています。

「民藝(みんげい)」とは、「民衆的工藝」を略した言葉で、日々の暮らしの中で使われる手仕事の道具に、美しさを見出した考え方です。
柳宗悦(やなぎ むねよし)らによって提唱され、名もなき職人たちが作る日用品の中にこそ、本当の美しさがあると考えられてきました。
民藝のうつわは、特別に飾るためではなく、毎日の食卓で繰り返し使われることを前提に作られています。
だからこそ、使いやすさや丈夫さ、飽きのこない佇まいが大切にされています。
民藝のうつわは、「暮らしの中で使われることで完成していくうつわ」ともいえるのかもしれません。
どちらも手仕事の魅力を持つうつわですが、背景にある考え方には違いがあります。
ここを知ると、それぞれのうつわの見え方がぐっと深まります。
個人の作家が、自分の表現や感性をもとに制作するうつわです。
形や釉薬、色合い、余白の取り方などに、その人らしさが表れます。
同じシリーズでも一つひとつにわずかな違いがあり、出会いのように選ぶ楽しさがあります。
地域の風土や暮らしの中から生まれ、日常の道具として使われてきたうつわです。
特別に目立つためではなく、使うことの中で自然に美しさが育まれてきたものともいえます。
繰り返し使ううちに、その良さがじんわりと感じられる魅力があります。
作家のうつわは「その人らしさ」が魅力であり、民藝のうつわは「暮らしの中で磨かれてきた美しさ」が魅力です。
作家のうつわの魅力は、やはりその人にしか生み出せない表情にあると思います。
同じ用途のうつわであっても、作家のうつわには、その人ならではの空気があります。
ただ使うだけでなく、選ぶ時間そのものも楽しみになるのが、作家ものならではの魅力です。
民藝のうつわの魅力は、日々の暮らしに静かになじむことにあるように思います。
特別な日にだけ取り出すのではなく、普段の食卓の中で自然と使い続けたくなる。
その控えめで穏やかな良さが、民藝のうつわの大きな魅力です。
どちらを選べばよいか迷ったときは、まず「どんなふうに使いたいか」を考えてみるのがおすすめです。
もちろん、どちらか一方だけを選ぶ必要はありません。
日常のベースには民藝のうつわを、ここぞという時や気分を変えたい時には作家のうつわを。
そんなふうに組み合わせて使うのも、とても楽しい選び方だと思います。
作家のうつわにも、民藝のうつわにも、それぞれに大切な魅力があります。
作家のうつわには、その人ならではの表現があり、手に取ったときに心が動くような出会いがあります。
一方で、民藝のうつわには、長く暮らしの中で使われてきたからこその、静かで確かな良さがあります。
どちらが上、どちらが正しい、ということではなく、暮らしの中での役割が少し違うだけなのだと思います。
日々の食卓を支えてくれるうつわもあれば、使うたびに気持ちが少し上向くうつわもある。
そのどちらも、暮らしを豊かにしてくれる大切な存在です。
うつわ選びは、正解を探すことではなく、「自分の暮らしにしっくりくるもの」に出会っていくことなのかもしれません。
民藝とは「民衆的工藝」を略した言葉で、日々の暮らしの中で使われる手仕事の道具に美しさを見出す考え方です。
民藝のうつわとは、地域の風土や暮らしの中から生まれ、日常使いされることで魅力が深まる手仕事のうつわです。素朴さや丈夫さ、使いやすさが特徴です。
作家のうつわは個人の表現や感性が強く表れた器で、民藝のうつわは暮らしの中で使われ続けることを前提に育まれてきた器です。それぞれに異なる魅力があります。
はい。民藝のうつわは、日々の食卓で繰り返し使われることを前提に作られているため、丈夫で扱いやすいものも多くあります。
どちらにも魅力があります。毎日気軽に使いたい方には民藝のうつわ、特別な一枚との出会いを楽しみたい方には作家のうつわもおすすめです。
作家のうつわは、個人の感性や表現を楽しむうつわ。
民藝のうつわは、日々の暮らしの中で使われることで美しさが深まるうつわ。
どちらも手仕事の魅力を持ちながら、少しずつ違う良さを持っています。
その違いを知ることで、「今日はどのうつわにしよう」と選ぶ時間も、より楽しく、豊かなものになっていきます。
作家のうつわと民藝のうつわは、見た目だけでなく、その背景にある考え方や、暮らしの中での役割の違いから、それぞれの魅力が生まれています。
作家のうつわには、心惹かれる一枚と出会う楽しさがあります。
民藝のうつわには、毎日の食卓に寄り添い続けてくれる安心感があります。
ぜひいろいろなうつわを手に取りながら、ご自身の暮らしに合うものを見つけてみてください。
その中で、長く使いたくなる一枚に出会っていただけたら嬉しいです。
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◆ 臨時休業
5/1(金)
● 松本克也 × 水谷ちえみ 二人展
2026.5.2 sat – 5.17 sun
※月火定休(5/4・5は営業)
● やさしい手しごとのうつわ展
2026.5.23 sat – 6.7 sun
※月火定休(5/25は営業)
● CRMCS.groove / KEIGOYOSHIDA POPUP
2026.4.25 sat – 5.31 sun