first-hand｜松島周平・知美がつくる 木のバターケースと暮らしの道具
愛知県豊田市で活動するfirst-hand（ファーストハンド）は、家具職人の松島周平さんと、料理家の松島知美さんご夫婦による木工工房です。
国産材や地域の木を生かし、2006年の設立以来、暮らしに寄り添う木の家具・木の道具・木のバターケースなどを制作されています。
使う人の手にやさしく馴染み、空間に自然と溶け込むデザイン。
その中には、お二人の暮らしの視点と、木とともに過ごす時間への深いまなざしが静かに息づいています。
「オカモチ」に通じる、受け継がれる木の仕事
松島周平さんの代表作「オカモチ」は、かつて出前や仕出しに使われた木製の岡持ちを、現代の暮らしに合わせて再構築した道具です。
曲木や蟻組などの伝統的な木工技法を用いながらも、軽やかで美しいフォルムを追求しています。
今回ころはでご紹介する木のバターケースには、このオカモチに通じる確かな技術と、first-handらしいデザイン思想が受け継がれています。
小さな道具の中にも、“木の呼吸”と“人の手のぬくもり”を感じられる作品です。
暮らしに馴染む、first-handの木のバターケース
木目の自然な流れを活かしながら、鉄媒染などの仕上げによって、奥行きのある色合いを引き出したfirst-handのバターケース。
シンプルなデザインでありながら、朝の食卓やティータイムをそっと豊かに彩る木のキッチンツールです。
蓋の収まりや角の丸み、手に触れたときの感触など、細部まで丁寧に仕上げられており、
使うたびに「ちょうどいい」と感じられる心地よさがあります。
使い込むほどに木肌に艶が増し、自分の暮らしの時間を刻んでいく––そんな道具です。
バターケースとしてはもちろん、チーズやおやつを入れたりと、アイデア次第でさまざまな使い方ができるのも魅力。
日常のテーブルにそっと寄り添う、頼もしい名脇役です。
木とともに続いていく時間
first-handの作品づくりの根底には、「親から子へ、そしてその先へ」という想いがあります。
木という素材が持つあたたかさや強さを大切にしながら、長く使い、育てていくことのできる木の道具を生み出されています。
手にしたときの安心感、毎日使ううちに増していく愛着。
日々の小さな所作を心地よく整え、暮らしの時間を穏やかに包み込んでくれる木のバターケースです。
ころはでの取り扱い・オンラインストアについて
first-hand（ファーストハンド）の木のバターケースは、ころはの店頭とオンラインストアの両方でお取り扱いしています。
入荷のタイミングによってご紹介できるサイズや木の表情が異なりますので、気になる方はお早めにチェックしてみてください。
ひとつずつ木目や色合いの異なる、手仕事ならではの木のバターケースです。
オンラインストアの商品ページでは、できるだけ実物に近い色味や質感が伝わるよう、複数枚の写真とあわせてご紹介しております。
first-handの木の道具には、木の美しさと、人の暮らしが静かに重なり合うようなデザインが込められています。
朝の一杯のコーヒーや、家族との食事の時間にそっと寄り添い、日常の風景を少しだけ豊かにしてくれる存在です。
どうぞ実際に手に取って、木のぬくもりと、時間とともに育っていく表情を感じてみてください。
暮らしの中にそっと寄り添うfirst-handの木のバターケースを、お楽しみいただければ幸いです。
