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白のうつわ〜粉引と磁器〜


どんなシーンにも馴染みやすい白いうつわ。
使い勝手がよく、料理が映えるため、安定した人気があります。
白いうつわと一言でいっても、素材や釉薬によって様々なテイストが存在します。

今回は、「粉引(こひき)」と「磁器(じき)」の白いうつわについて、それぞれの素材や特徴、扱い方を詳しくご紹介します。

使い込むほどに味が出る「粉引」



白い粉を引いたように見えることから「粉引(こひき・こびき)」や「粉吹(こふき)」、また白化粧土を施していることから「白化粧(しろげしょう)」とも言われます。

赤や黒の土で形作られたうつわに白い土(化粧土)を施されているうつわです。

作家はそれぞれこだわりの土を調合し、理想の粉引を生み出します。

同じ粉引のうつわでも全く異なる白の色合いは魅力のひとつです。

青みがかったクールな白、クリームのような温かみのある白、土の素材感を感じる味わいのある白など。

また粉引は「経年変化」を楽しむことができ、使って育てるという侘び寂びの精神により昔から茶人に愛されています。

●【荒賀文成】さんの粉引りん花向付



ミルクのようなやさしい粉引の白。
様々なお料理を受け止めてくれるおおらかさのあるうつわです。

●【加藤祥孝】さんの6寸楕円輪花深鉢 粉引



温かみのある粉引の白。
どっしりとした存在感がお料理を引き立ててくれます。

●【村上直子】さんの台形マグロング・shiromoegi



まさに粉を吹いたようなやさしい白。
アンティークな雰囲気があります。

●【古谷浩一】さんの鉄散 八角長方皿(プレート)小



所々に緋色が出ている温かみのある白。
緋色がアクセントになりお料理を引き立てます。

●【伊藤豊】さんの花紋カップ・粉引



すっきりとした印象の白。
花紋状の彫り模様が特徴です。

粉引のうつわのお手入れ方法について



使用前は米のとぎ汁で煮沸する「目止め」をして頂くと茶渋やお料理の汁が入りにくくなります。

作家によってはあらかじめ汚れなどがつくのを防ぐため止水処理をおこなっている場合があります。
その場合は、「目止め」は必要ありません。
逆に止水処理をおこなっているうつわに「目止め」をすると水分が抜けなくなってします可能性があるので注意が必要です。

粉引のうつわは吸水性が高く、水分を吸うと色がグレー色になり、斑点が見られることがありますが完全に乾くと元に戻りますので品質には問題はありません。

軽く水にくぐらす程度で、長時間の浸け置きはお控えください。

完全に乾燥させてから、食器棚に収納してください。

乾いていない状態ですと、カビの原因になります。

使用後はすぐに洗い流し、しっかり乾燥させる事が大切です。

漂白剤を使用される場合は酸素系漂白剤をお使いください。
塩素系漂白剤は匂いがとれなくなる可能性があります。

手間をかけながら器を使い込み、貫入を染めていく色合いに愛着が湧く。
それが粉引ならではの楽しみ方です。

色褪せない美しさ「磁器」



「磁器」は、陶石と呼ばれる原料を砕き、粘土にしたもので作ります。
陶器と違い吸水性がないので、汚れがつきにくく年月が経ってもきれいな白色の状態のまま使い続けることができます。
様々な可能性を秘めた磁器は作家にとっても表現の幅を広げる素材として使用されています。

●【人見和樹】さんのリム皿7寸



白い磁器土に鉄粉を加えることで窯の中で変化するやきものならではの表情を表現したうつわです。
乳白色の色味と滑らかな質感が様々なお料理を受け入れてくれます。

●【鈴木美佳子】さんの12cm小皿・矢羽



繊細な線画の文様の染付が特徴のうつわです。
様々なお料理を引き立てるように作られたうつわは、シンプルでありながら、食卓に彩りを添えてくれます。

●【斉藤幸代】さんの豆皿 波



植物や自然をモチーフに「型打ち」という技法で作られています。
ノスタルジックな雰囲気の、骨董のような風合いがあります。

●【桑田智香子】さんのポット パターン・A



表面に手彫りの彫り模様が施された繊細なうつわです。
マットな質感がやさしい印象です。

●【石川理恵】さんの芙蓉手びっくり獅子文皿



艶のある質感、絵付けの繊細さ、少し青みがかった白が特徴です。
動物の表情が一つ一つ異なり楽しく可愛らしいうつわです。

磁器のうつわのお手入れ方法について

磁器のうつわは、購入後に台所洗剤で軽く洗うだけですぐにお使い頂けます。

ガラス質で水が染み込みにくいため、陶器のように、使い初めに目止めをする手間は必要ありません。

電子レンジや食器洗浄機の使用も基本的には可能です。

しかし、作家もののうつわは繊細なつくりのものが多い為、注意が必要です。

特に金彩や銀彩、上絵付が施されているうつわは電子レンジ使用不可です。

また薄造りで繊細なうつわや急須の注ぎ口などは食器洗浄機の水圧で欠けてしまう可能性がある為、使用はお控えください。

漂白剤は、ハイターなどの塩素系漂白剤の使用が可能です。

また、メラニンスポンジでも茶渋などきれいに落とすことができます。

いかがでしたか。
白のうつわとして今回は「粉引」と「磁器」をご紹介しましたが、白いうつわには、これら以外にも白釉のうつわもございます。
それぞれに魅力がある白のうつわですが、材質が違うだけで使い勝手も全く異なります。
ご自身にライフスタイルに合う、お気に入りのうつわを見つけてみて下さいね。


ブログの記事はこちら⇒白のうつわの魅力とは〜粉引と磁器のうつわ〜

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