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心やすらぐ吹きガラスの「ゆらぎ」


暑い季節を一気に涼しげな気分にさせてくれるガラスのうつわ。
今回は、夏に疲れた心を癒してくれる、「ゆらぎ」が魅力の吹きガラスを紹介します。

ひとつひとつ、表情豊かな吹きガラス

吹きガラスとは、ガラス製品を手作りする際の技法の一つです。
吹き竿とよばれる金属管の端にガラス生地を巻き付け、反対の端から息を吹き込んでガラス生地を膨らませます。
ガラス生地は窯の中の坩堝(るつぼ)の中で1300℃程でドロドロに溶けたもの。
イメージとしては「灼熱の中で吹く重量級シャボン玉(笑)」?
とても大変な作業だと想像がつきますね。





平たんではないガラスの表面、均一ではないサイズ感。
写真のような、うつわの底に見えるのは「ポンテ跡」。
吹き竿から作品を切り離す工程で生まれるおへそのようなものです。
少し膨らんでいたり、ちょっぴりへこんでいたり。
これも、そのうつわが持つ、手作りだからこそのオンリーワンの個性です。

ところで「ゆらぎ」って、なあに?



「ゆらぎ」って、どんな感覚なのでしょうか。
この言葉には、「決心がゆらぐ」「水面がゆらぐ」といった、何となく不安定なイメージがありますね。
ところが、ある不安定さや不規則が人間に心地よさをもたらす効果があり、それを「ゆらぎ」と表現するのだそうです。
例えば、時折吹くそよ風。さざ波の音。
吹きガラスのうつわは、均等な製品にするために精密に設計されたものではありません。
だからこそ、ガラスのなだらかな不規則が、透かして見える風景をやさしく歪め、光を穏やかに映し、そこに「ゆらぎ」が生まれるのでしょう。

あたたかな、ひんやり感のある吹きガラス

「あたたか」と「ひんやり」を同列に置いて、お読みの方にこの気持ちが伝わるのか、迷うところですが(笑)。
ガラスなので、ひんやり涼しげなのはもちろんなのですが、手作りならではの「あたたか」を感じさせてもくれるのです。
例えば、写真のうつわ。
両手で包み込むと、少し重みのあるやわらかな丸みがすっぽり収まり、なぜか生まれる安心感。
こちらの心の角まで丸くなりそう。



やわらかな光を映す、やさしいゆらぎ



「サンドブラスト」という技法で、すりガラスのように白く加工されたガラス。
この表面の白さは均一でなく、細かな濃淡のムラがあります。
上質の和紙に近いイメージかもしれません。
内側はつるりとした、透明感のある薄墨のようなグレイ。
光にかざすと白の濃淡のムラに、内側の色が滲み、やさしい藤色を感じられます。
角度を変えると、映る光の濃淡も変わり、いつまでも見つめていられそうです。



こんなふうに、光のもとで見ると、どの表情もやわらかに感じます。
うつわのもつ、穏やかないびつさや緩やかな不規則が、「光の真っ直ぐな強さ」を包み込んで、やさしい「ゆらぎ」に変えてくれているのでしょうね。
くたびれたり乾いたり。
忙しく過ごす日々に、疲れがたまったなぁ、って日もあることでしょう。
あなたにとってぴったりの「ゆらぎ」がどうか見つかりますように。
当店でも吹きガラスのうつわを数々取り扱っています。
ぜひ覗きにおいでくださいね。

ブログの記事はこちら⇒ゆらぎの穏やかさに心癒される。吹きガラスのうつわたち。”

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